模型制作記録簿

模型趣味のアレコレを綴っていきます。

進捗 2024.4.7

今回はバラしていたアレコレを一旦組み付けておさらいし、おかしなところを調整していきます。

 

その前に、肩のスリットへ爪を装着。

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爪は厚さ2mmのプラ板から削り出しています。その断面へ1.1mm相当の穴を開けて1mmプラ棒を差し込み固定。模型用接着剤ではなく瞬着(高強度)を使いました。爪の側面と穴を隔てる壁が薄いため、溶解による傷みが読めないためです。

胴体側にも穴を開けますがやや大きめにしておき、爪を胴体へ装着したらマステで固定して位置決め。その後爪の断面と胴体側の隙間に光硬化パテを充填して爪の角度を固定化します。後で引き抜く予定。

 

腰アーマーも装着します。

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キットの軟質ランナーのタグを細切りにして紐を作り腰アーマーへ瞬着パテで固定。腰パーツのサイドに穴を開けて紐を通してプラプラと動くようにしてあります。

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上半身は右手側へ傾き、股関節軸は左手側が下がってます。股関節軸を通す穴へ加工を施し…

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コンバータ以外を再装着。左手が重いせいもあり全体に左手側に傾いてます。

 

俯瞰で撮影しているのに顔が上向いた感じに。背負いもののおかげて後ろに反ってます。

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色々調整。全身がまだ固まってないがゆえ左手の重さに釣られますが、前よりはマシになったような。

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反りも少し抑えました。
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頭部の微調整も。
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顎の天地を削って丈をやや短く。前面側からも削りやや薄く、少し反りを付けました。サフも塗り直して様子を見ます。

ただ見比べると、上半身が想定していた角度よりかなり上向いているのがわかりますね。まだまだ要調整です。

主に下半身で調整してますので、立ち姿が固まるとようやく膝当てを取り付けできます。

 

今回はこんなところでしょうか。

 

 

進捗 2024.3.24

前回、頭部の追い込みが一区切り。

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その後、胸部装甲の位置決めだったり、腰部のハマりがイマイチだったため擦り合わせしたり、襟の高さを変更したり…

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一巡目でフォルム変更しましたが精度自体は甘々なところだらけ。そこを修正していったりディテールの煮詰めをするのがこの二巡目なのですが…。

ホントに甘いところだらけや!

 

…次に首周りへ。オーラバトラー特有の関節部を這うケーブル・繊維状表現。これをやるまでは首周りが多少痩せて見えていても善しとしてきました。ただここがケーブル類で埋まらないと落ち着かないんですよねー。ようやく加工です。

材料として、Amazonでこんなものを買ってみました。左からおよそφ0.7mm程のナイロンゴム、φ0.4mmのリード線、φ0.23mmテグス、φ0.2mmオペロンゴム、です。

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まずは首パーツにナイロンゴムを貼りました。

デザインナイフでアタリを付けてから目立てヤスリでスジ入れして溝を彫ります。それだけだと溝が細いので、最近買った「アルゴファイル ストロークサンダー用テーパー電着ダイヤモンドヤスリ アルティマDTファイル #200」で溝を拡げたり…
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金ヤスリの半丸で強めに溝をつけて良しとするなどして、そこへ光硬化パテを盛ってナイロンゴムを嵌め込みました。
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本来なら、光が当たらなくなるはずなので「貼り合わせ」には向かない光硬化パテですが、おそらくムニュったところに光が当たる、あるいはそこを介して光が多少回るからなのか、硬化できてゴムが定着してくれています。乱暴なことをすれば剥がれると思うので、この後からの扱いに気を使います。
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頭部と襟の間から繊維がチラ見え。

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首パーツにナイロンゴムを約20本、インナーパーツの前両側・胸鎖乳突筋相当のφ0.8mmリード線を1本ずつ、同パーツ後ろ両側にそれぞれφ0.4mmリード線を4本ずつ。

兜後ろ半分・両サイドに8〜10本、延髄付近に5束ずつ3箇所に装着。およそ65本程の線を這わせました。

現状首パーツの色が見えてますが、最終的に黒く塗ります。雰囲気は出たのではと思ってます。

基本TV版ズワァースは首元にケーブル(オーラマルス)が垣間見えるくらいでして、他のオーラバトラーのような肘の内側やひかがみ、股関節に見られるオーラマルス的表現がありません。全て蛇腹風となっています。ですので、オーラバトラーとしてのアイコンが一つ弱くなる可能性があったため、この首周りの工作はニュアンスを出すのに色々考えました。元イラストでチラ見えしていることもあり、表現したかったポイントです(TV版設定画では襟に頭部が埋まりがちな表現)。とはいえチラ見え程度なのでさほどたいそうなものでもない(笑)。太さに変化があるとらしさが上がるのは確かかもしれません。

 

現在は肩の爪が生えるスリットの調整中。とりあえず掘ってみたどまりでしたので、左右を通すラインが歪ですので修正していきます。

まずは2mmプラ板からこんな凹型の治具を作りました。 スリットのバランスが悪く、上から見た時水平が出ていませんでした。なので多少スリットが拡がっても良いので、まずは治具が差し込めるように拡げていきます。

ちなみにこの作業のメインウェポンはアルティマ7&アルゴファイルのDTファイル#200。

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刺さりました。左右スリットのズレは意外と少なく、思いの外直列しました。

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しかし正面から見ると、治具が左手側に寄っています。スリットの深さおよび肩の盛り付けにも偏りがあるということですね。各部見直して調整ですね。

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どうやらスリットの深さが左右で違うのと肩ではなく襟の厚みが違う模様。左手側を0.5mm彫り足し、右手側スリットをパテで少し埋めて0.5mmだけ浅くする方向で調整。また襟の右側の厚みがやや多いようなのでこれも削って調整。

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これくらいかな。

まだ手前のスリットもありますが、肩口のラインも気になるようになってきましたので、もう少し追い込みたいと思います。

今回は以上です。

 

 

 

ある土曜の夜

さあ模活するぞと重い腰を上げ、その前に溜まった画像の整理しないとブログに困ると始めるも、MacBook Proの向きを変えた際に外付けベイとのケーブルが抜けかけたかマウント解除。外付けHDDベイをOFF〜ONにしても、何故か認識しない。まあ大分汚れてたし、思い切って掃除するかと、ハッチを開ける鍵を探すも見つからず。仕方なくプラ棒削って鍵穴(ただの三角穴)に差し込んでベイを開けるも、最後の一つでナメてしまいプラ棒終了。ラジオペンチと爪楊枝のタッグで何とか最後のひとつを開け、掃除。これでどうだと電源入れるも、HDDは動いているようだがマウントはしない。これを何度か繰り返すも、マウントしないのでよく見たらUSBがMacBook Proにきちんと刺さっていなかった…これで解決、と思ったらまだマウントできない。ケーブル類を抜いて差し直すも効果なし。試しにHDDベイ側のUSB type Cを抜いて差し直し…しようと思ったら、コネクタが15度近く曲がってる?最初の接続切れから掃除始めるまではUSB端子の浮きが原因で、掃除の後はHDDベイの向きを変えた時だかに壁かどこかに押し付けてしまったかも知れないのが原因。Amazonで代替えケーブルを物色して注文する…

 

では、寝ます。

模活できずに勿体無いことした。

進捗 2024.2.25

前回、HGズワァース頭部の改修を追いました。

頭部インナーパーツのモールドだった目を、別パーツ化することでヘルメットととのツライチ感を出そう、ということで2mmプラ板から削り出しだ目を当てこんでみました。

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正面から見たところ。このままだと目の穴に蓋をしただけ。サイズ合わせ中です。サイズがきちんとしたら、さらに立体感をつけていきます。

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最近やってるのが、瞬着パテの硬化スプレーを直接当てず、蓋の内側に吹き付けすぐ被せる方法。硬化に若干の時間が必要ですが、発生するガスで硬化させるため表面が荒れにくいという利点あり。小さなパーツ限定ですかね。大きくなると被せるものが手軽ではなくなるし、スプレーの量も食うようになりそうです。頭部のような小さく、かつ細かい造作のものならアリと思ってます。
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点付けと硬化を繰り返すため、比較的狙った形状を作りやすいのですが、そういったときに直接噴霧しないやり方は有効だと考えてます。
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前回の反省点として、ピラー調整時点では問題なかった目の穴の形が、目を嵌め込めるようになった頃には様子が変わってまして…

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下瞼の山なりカーブが無くなってしまってます。むしろ下向きカーブに見えるくらい。

という訳で頬のカーブの見直しと修正です。
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下がっていた頬を持ち上げ直したイメージ。それに合わせて別パーツ化した目も追加で削ります。

そしてインナーパーツ。付けていた目を削りつつ、元々左右非対称な部分もあったので整形していきます。

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目の後ハメ化の目処が立ちました。0.2mmプラペーパーで繋ぐことは想定してたのですが、初めに考えていたヘッドホン状、つまり頭頂部を経由して繋ごうとしたらプラペーパーのテンションでもキツかった…ので、後頭部を経由する方向へ。これなら曲率が小さくなるのでプラペーパーへのストレスも無理が無く、テンションも程よく収まりました。
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目にスミ入れガンマカで横線を引く。今のままだと目の表面が真っ平らなので、上下から少し削り込んで丸みをつけていきます。
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ここでサフ塗りしてみる。ちなみに私はエアブラシ環境を持ってませんので「サフ吹き」とは書けないんですね。「サフ塗り」です(笑)。

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ここから整面していきます。

ヤスリ類で均しつつ、凹み部はサフを削って光硬化パテ部分なら同じく光硬化パテを盛り、そうでない箇所はヤスリで荒らしてからの光硬化パテか、強度が必要な部位は瞬着パテを盛って調整していきます。

そして二度目のサフ塗り…と、面の荒れが目立たなくなるまで繰り返します。

 

ここで振り返りです。

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①大角の形状変更。途中でカット(赤線。大体の位置です)して角度も変更しています。

②大角の付け根周りを造作。目頭から生えていくようなラインに。

③小角の位置を変更。

④後頭部の跳ね上がりを、カット(赤線で)して付け直しフラットな印象へ。

⑤頬の造型。

⑥インナーパーツの整形。

⑦顎とピラー一体で切り離し、角度を変えて再接着。ただしピラー部はのちにさらに前方へ。

⑧目を別パーツにして、塗装後に後ハメできるようにした。多分目の穴塞いで彫刻でやろうとしたら凄く難しかったかやりきれなかったかも。

⑨首との接続はプラ棒から結局ボールジョイントへ変更。角度の微調整で苦労してたので。

 

整面が進んだもの。まだヨレた面があったり、傷があったりしますが、頭部は一旦ここまでにして寝かせます。襟周りの調整次第でまた変わるかもしれませんし…

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こんな感じです。

 

阿鼻叫喚祭り

何のことはない、2/17発売の「METAL ROBOT魂 イモータルジャスティスガンダム」購入記。

久々に早駆けに参戦してみました。

 

目的は2つありまして。ひとつは地域内で比較的品揃えの良い量販店(大手ですが店舗規模は田舎の標準的なもの)があり、METAL BUILDシリーズなどもたまに見かける非常に珍しい、そうこの田舎でリアル店舗でMETAL BUILDシリーズを目にするなんてことはなかなかなことなのですが、そのため購入が期待できるため開店時に行ってみようと思ったのがひとつ。もう一つは、その量販店にはコロナ以後張り紙がありまして、どうも開店前待機列が出来ることが常らしいということ。そしてその場所取りについての注意書きであることが気になってまして、以前よりこの待機列先頭の「実態」を見たかったというのもあります。

 

今日8時45分にアラームをセットして6時頃に寝ました(笑)だって夜勤明けだもの。

ちょっと早すぎたかなという開店30分前にはお店の付近に。しかし見るとすでに駐車場にはそれなりの台数の車が。車で入場する向きに店舗入口が見えるのですが、既に待機列が。そして見ましたよ先頭集団!

極寒の夜釣りにでも来たかのような防寒具と、同じく釣りでも始めるかのようなフォールディングチェア(笑)。一体何時から居たのか…っていうか開店前何時から車入場させてんのか…と思いつつ、待機列最後尾へ。たぶん30人ちょっと居たかも。

程なくして店員さんが列を整理して説明を始めました。が、トラックが通り過ぎると何言ってるか聞こえません。肉声ですし…

「…METAL ROBOT魂(イモジャス)は、先頭の4名様までです。後のかたはご購入できません…」と聞こえてきた瞬間、即列を離脱。不思議そうな目でこちらを見る並んでる人達。いやむしろ今日何が発売されるんだろ…よく知らないのです。

 

さて、店舗を出ましたがせっかくだしもう1件くらいはハシゴしようと考えました。

しかし困ったことに、発売日にMETAL BUILDや METAL ROBOT魂を売ってる店舗なんて先の量販店以外でこの田舎には思いあたりません。

…いや、昔METAL BUILDアーバレスト売ってたなあそこ…と、1店中古ホビーショップを思い出し。ダメもとで行ってみようと。

ほぼ開店直後の10時数分頃到着しますが、特に列形成や人もおらず。新製品目当てで人が賑わう様子は全くない…やはりこのお店にはそういった需要を見出す人はあまりいないようです。

 

売り場に来ましたあった買った帰ろう、って早い早い(笑)

 

1つだけ新製品として置いてあったイモジャス。そのお店は普段中古を売るのに使ってたのですが、溜まりに溜まったポイントを最大出力で放出、実質半額以下で買いました。

長らく新製品をそこで買ってなかったので、思い出してよかったー。

 

さて、田舎では先に書いた通り流通すれども姿は見えず、な有名商品がとても多い。手に入れるのにも一苦労です。先の2店舗は自宅から車で30分程、約20km先にあります。車無かったら何も買えません。当然ネットも使いますがbotに吸われてなかなかおこぼれにも授かれない状況。ホント困りますよね。

そして今日見た列の先頭。待機用武装が完璧過ぎて、やっぱ怪しいとしか(笑)。偏見ですかねー。

 

進捗2024.2.17

HGズワァース、頭部の改修です。

前回こんな感じになってました。

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その後、

後頭部側がボリューム不足に感じたので襟足を伸ばしてみたり…

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目の三角の向きが違っていたのを修正しました。

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この時点で思ったのは…

 

「まだイマイチ原本に似ていない」

 

そこなんですよねー。

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ぼかしてます。原本。昔のガレキ箱絵です。

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こちらは表紙の引用。

OVAよりサーバイン。襟周りがボリューミーに、かつ後頭部とセット感のあるライン。顎からグッと絞り込み、また膨らむ頬へのマスクライン。

何でこれを掘り返してきたのかといえば、今回リファレンスとしているガレキ箱絵版ズワァースの顔について、構成要素が非常に似通っているから。

ただ、箱絵ズワァースはオーラファンタズム寄りのラインが垣間見えますが、構成要素自体は概ねTV版。後の「ズワウス」は完全に別物感がありますが、箱絵のほうはまだそうなる前といった感じでTV版のブラッシュアップ的表現にも見えます。もしかしたらTV版もここまでにはしたかったのかな?みたいに勝手に思ってます。

この時期他のABもガレージキット化してるのですが、そちらの箱絵はズワァースほどアレンジされてる訳でもなくほぼTV版デザインに準じていました。なので余計そう見えてしまうという…

 

さて、原本と並べてみます。

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結論から書くとピラーの位置が違ってました。

原本はピラーが小角の付け根付近から生えており、角度もかなり寝かせています。それにはもう一息前に寄せないといけない訳です。

まずはピラーの移動。

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切り飛ばして付け直すのは接着強度的に心配だったので、ピラーの厚み部分へ瞬着パテを塗り重ね、まずは幅を増やします。ピラー前面が小角付近まで寄せられたら今度は目の穴側から厚くしたピラーを削り細くしていきます。

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ピラーを前に寄せたことで目の穴位置も前へ送ることに。まず目尻付近を思い切って埋めます。

この時、鼻先〜目の上〜後頭部にかけて走るラインもニュアンス変更しています。

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こんな感じに。

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目の上を走るラインのニュアンス変更、おわかりいただけただろうか?

目尻から顎に向かうラインは原本により近く立ち気味に、目尻にかけて登り坂だったラインはややフラット気味に。頬の厚みも終端側を削ってやや小さく。たぶん大角の位置と比べると分かりやすいかも。顔の要素が前に集まってきたためボリューム補完のための襟足伸ばしもほぼ無しに。

TV版と構成要素はほぼ同じなのに、顎のデザインと目の上ラインのフラット化によってイメージがかなり違います。きちんとトレース出来てないと似ない訳です。

あと一息、目をなるべく兜付近まで露出させること。これも大きく違うポイント。

 

…そしてまだ反対側も同じように作業が必要(笑)

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思えば遠くへ来たもんだ。

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そして右手側の作業開始。左手側から鼻先〜後頭部へかけてのラインにマステ(細)を貼り、転写。その際きっかけとなるポイントも書き込んで反転トレス。きっかけを参考に右手側へトレス済みマステを貼り、ラインを彫り込んでいきます。

右が加工済み、左が反対側へアタリラインの彫り込みをした直後。ここから整形開始。

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ここで再度アタリ用マステを作成・確認。この後プラペーパーへ貼ってマステに沿って切り出し、型板を作ります。この鼻先〜後頭部へかけてのラインが顔の基準線となるので、精密に追い込めるように型板をあてては調整していきます。

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右側が概ね削り出せたところでインナーパーツの目も調整、一旦上半身に接続。そして襟を側面から後ろにかけて少し高くし、サーバイン風味に。箱絵はこうなっていないんですけどね…

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まだきちんと固定できてないため右手側から見た時の位置が良く無いのですが、ヘルメットの形状はまとまった感じです。また襟を高くしたことで頭から肩にかけて末広がりなオーラファンタズムっぽさも出せたかなと思います。

あとは首パーツにリード線を貼る予定。本来TV版ズワァースはオーラマルスオーラバトラーにおける筋繊維的パーツ。関節部に露出してることが多い)が見当たらないABです。肘の内側や膝裏といった部位にオーラマルスが剥き出しになりがちだったものが、蛇腹風となっています。これはそういう新機軸として開発されたのか、単なるカバーなのかは不明です。

TV版設定で、頭部は肩から立ち上がる襟に半ば埋まっており猪首な印象がありましたが、箱絵では先のサーバインのような首の座った印象となっています。そのせいか襟と頭部の間に隙間が生じるのですが、その隙間にはオーラマルスのようなケーブル状の表現が書き込まれています。そこを今回は再現してみようと思います。

 

時間を置いて、やはり目の奥まった感じが気になるようになる。

元絵の目は兜と分離してないライネック寄りの表現で、進行中のものはどちらかといえば兜のひさしに隠れるようなダンバインビルバイン風味。

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やはり目を別パーツ化しよう、ということで始めました。

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今回はここまで。

 

 

進捗2024.1.28

現在の進捗です。

 

【HGズワァース】

しばらく止まってましたが、牛歩再開しました。ちなみに状況としては、全体的な改修…というか体型の矯正が一巡し、2周目として細部形状の煮詰めに入っていきます。

とはいえ、なんか物凄いこだわってるとかじゃないんですよね。完全に好きでやってるだけ(笑)刺さる人がいたらいいなあ、くらいな感じです。

 

・胸部装甲

過去にエポパテで裏打ちしたのですが、紋様の形に沿って貫通させることにしてしまったためエポパテが邪魔になりました。アフターカーニバル。

胸部装甲は左右2パーツをセンター貼り合わせするのですが、ペラペラの装甲をセンターのピンダボ一つで繋ぎ合わせるため作業中にすぐ取れてしまいます。

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よって、センターは一度接着。後日幅増しするのですが単純に両脇へ盛ってしまうと紋様の幅が装甲の左右幅と違ってしまうのを防ぐため、左右それぞれのパーツを紋様の横線だけ跨いでカットし、プラペーパーは瞬着付けて裏から補強。のちに表からは光硬化パテで隙間を埋め、裏側にはさらにエポパテを追加で裏打ちしました。

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貫通の際、それを削ってしまったら分解するのでは…どうする?…というのが過去のあらすじ。

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結果的には無事開通。

ここからどうする?以下次号。

 

・頭部

正面から見た印象は設定画(低解像度…)に近かったのですが、そもそも今回頭部については昔のガレキ箱絵がリファレンスであり、正面についてもそこから膨らませていかないと駄目だろうと最近気づきました。

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まずはひさし両サイドをボリュームアップ。そして頬の部分の面構成をはっきりさせました。正面顔がどうも痩せて感じるのを直したかったんですね。一旦各部を強調するようにしてから落ち着かせていく予定です。

幅増ししたひさし両サイドに対して目が奥まってしまったのを、インナーパーツの目へパテ盛り。そのままだとヘルメットに収まらないので内側を削ってマージンを稼ぎ…あー、顎やピラーがポキッと行かないか心配。

ホントは外側から目を作りたいんですけど、塗装が大変そうなので一体にするのを避けてますが、作業は格段にラクになる…悩みどころ。

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また二重顎表現ももう一押し強調。f:id:Manjy:20240127001849j:image

TV版の顎の上からさらにもう一枚チンガードを付けたような表現なのが特徴。

かのガレキ箱絵はTV版から変わっているのはもちろんですが、後のオーラファンタズム的表現とも違うというもの。TV版は出渕さん的に消化不良だったのかな?

 

そしてさらに別日に調整。

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盛り上げた目の部分は、三角錐のように削り込み、キャッチライトによって表情が少しでも付けばと。

しばらく胸部装甲付けずに様子見てましたが、やはり装着した状態で見てみると全然違いました。

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腰の接続がまだ緩く、すぐ上半身がサヨナラしてしまうためマステでグルグル巻きしてたんです。そのため胸部装甲がハマらなかったという…

首元はもう少しケーブルっぽいディテールを足す予定。これもTV版では見られなかったディテールですね。

基本ズワァースは他のABと違って関節の隙間からオーラマルスが見えず蛇腹デザインになってます。勝手な想像ですが、TV放映終盤でスケジュールも推してるでしょうから作画カロリー減らすための一環のような気もします。大きい盾を持っているのも、体を描かなくて良いようにするためだったり…にも見えます。

実際のところは分かりませんが。

 

【干支ノ武者[辰]2体目】

2体目のため在庫を探すなか、某店にて発見。

22日夜中にポチッて23日昼に受注メール到着。そこから25日夕方に発送メール到着。佐川で確認すると伝票番号が登録されている…これで入手確定!

巷では「最悪のサービス」で名高い某店のネット通販。自分もポチッてからしばらく「未発送」のままだったので色々調べたら…という。

とりあえず急いではいないものの、噂の「待たされた挙句知らぬ間に在庫切れで勝手にキャンセル」だけ心配しておりました。

ともあれ2体目ゲットです。

 

現在並行して彩色プランを検討中。

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現在SNS等でお見かけする作品群と実在の鎧兜を参考に。

他の方の作品を調査することはネタ被りを防ぐためにも重要です。実在の鎧兜も見て、取り入れられる表現や色彩設計は取り込みたいですね。

 

ちなみにですが、はてブロにはアクセスカウンターが存在しますが、「何人来訪したか?」「時間帯分布」しか分かりません。どの記事が読まれたか?同じ人が何回も見てるのか?といった来訪者の行動については取得出来ないものになっています。

一応気にされる方がいらっしゃるかもしれないので、そんな感じでございます。

なおコメント欄は自由に書ける設定です。罵倒以外はお好きにどうぞ(笑)