前回、頭部の追い込みが一区切り。
その後、胸部装甲の位置決めだったり、腰部のハマりがイマイチだったため擦り合わせしたり、襟の高さを変更したり…
一巡目でフォルム変更しましたが精度自体は甘々なところだらけ。そこを修正していったりディテールの煮詰めをするのがこの二巡目なのですが…。
ホントに甘いところだらけや!
…次に首周りへ。オーラバトラー特有の関節部を這うケーブル・繊維状表現。これをやるまでは首周りが多少痩せて見えていても善しとしてきました。ただここがケーブル類で埋まらないと落ち着かないんですよねー。ようやく加工です。
材料として、Amazonでこんなものを買ってみました。左からおよそφ0.7mm程のナイロンゴム、φ0.4mmのリード線、φ0.23mmテグス、φ0.2mmオペロンゴム、です。
まずは首パーツにナイロンゴムを貼りました。
デザインナイフでアタリを付けてから目立てヤスリでスジ入れして溝を彫ります。それだけだと溝が細いので、最近買った「アルゴファイル ストロークサンダー用テーパー電着ダイヤモンドヤスリ アルティマDTファイル #200」で溝を拡げたり…
金ヤスリの半丸で強めに溝をつけて良しとするなどして、そこへ光硬化パテを盛ってナイロンゴムを嵌め込みました。
本来なら、光が当たらなくなるはずなので「貼り合わせ」には向かない光硬化パテですが、おそらくムニュったところに光が当たる、あるいはそこを介して光が多少回るからなのか、硬化できてゴムが定着してくれています。乱暴なことをすれば剥がれると思うので、この後からの扱いに気を使います。
頭部と襟の間から繊維がチラ見え。
首パーツにナイロンゴムを約20本、インナーパーツの前両側・胸鎖乳突筋相当のφ0.8mmリード線を1本ずつ、同パーツ後ろ両側にそれぞれφ0.4mmリード線を4本ずつ。
兜後ろ半分・両サイドに8〜10本、延髄付近に5束ずつ3箇所に装着。およそ65本程の線を這わせました。
現状首パーツの色が見えてますが、最終的に黒く塗ります。雰囲気は出たのではと思ってます。
基本TV版ズワァースは首元にケーブル(オーラマルス)が垣間見えるくらいでして、他のオーラバトラーのような肘の内側やひかがみ、股関節に見られるオーラマルス的表現がありません。全て蛇腹風となっています。ですので、オーラバトラーとしてのアイコンが一つ弱くなる可能性があったため、この首周りの工作はニュアンスを出すのに色々考えました。元イラストでチラ見えしていることもあり、表現したかったポイントです(TV版設定画では襟に頭部が埋まりがちな表現)。とはいえチラ見え程度なのでさほどたいそうなものでもない(笑)。太さに変化があるとらしさが上がるのは確かかもしれません。
現在は肩の爪が生えるスリットの調整中。とりあえず掘ってみたどまりでしたので、左右を通すラインが歪ですので修正していきます。
まずは2mmプラ板からこんな凹型の治具を作りました。 スリットのバランスが悪く、上から見た時水平が出ていませんでした。なので多少スリットが拡がっても良いので、まずは治具が差し込めるように拡げていきます。
ちなみにこの作業のメインウェポンはアルティマ7&アルゴファイルのDTファイル#200。
刺さりました。左右スリットのズレは意外と少なく、思いの外直列しました。
しかし正面から見ると、治具が左手側に寄っています。スリットの深さおよび肩の盛り付けにも偏りがあるということですね。各部見直して調整ですね。
どうやらスリットの深さが左右で違うのと肩ではなく襟の厚みが違う模様。左手側を0.5mm彫り足し、右手側スリットをパテで少し埋めて0.5mmだけ浅くする方向で調整。また襟の右側の厚みがやや多いようなのでこれも削って調整。
これくらいかな。
まだ手前のスリットもありますが、肩口のラインも気になるようになってきましたので、もう少し追い込みたいと思います。
今回は以上です。