すいません、頭部そのものについて完全に忘れてました。何だか準備してた記憶はあるので、下書き段階で止まってた記事をアップ漏れした挙句、下書きを整理したときに消してしまったようです(はてブロは下書き機能がありますが、これで保存したものをアップしても下書きは残り続ける仕様)。
一応せっかくですので頭部について書き残しておきます。
まずキットと設定画の比較から。
設定画は例によってブラックアウトしてるものの、頭頂部から顎にかけて比較的緩めの曲面で構成されてます。センサーアイの庇は天地狭め、マスクも平面寄りでなだらかな感じ。
キットは前方にグッと突き出た感じになっており、また頭部ハッチ接着面のと兼ね合いで顎周りが無いように見えてしまってます。
余談ですが、頭部接着位置については特にガイドやダボといったものがなく、説明書に沿って貼り付けるだけ。
このため人によって貼り付ける位置も異なるのもこのキットの特徴かもしれません(笑)。
今回、接着面をくり抜いて設定画の雰囲気を出すことにした関係上、頭部はハッチの中で中空に居てもらう必要があります。頭部の位置調整や固定をどうするか考えました。
頭部はまずこんな感じに。この時点で頭部アップの設定画は入手出来ずにいます。立ち絵やアクション参考での小さな書き込みを参考に。
庇とマスクを一旦切り離し、プラ板を貼って面を整えたのちに庇はやや小ぶりにしてマスク共々接着します。
センサーアイはHアイズを裏側から入れてます。形はなるべく目の部分に嵌るよう削り、接着すると彩色時に困るだろうことからプラ棒の先端にHアイズを接着。この後の仕込みでこさえた部分で裏側から押さえるだけとなるようプラ棒の長さを現物合わせで調整しました。
頭部の固定は、はじめ頭部ハッチに中仕切りを付け、そこへ関節技ボールジョイント(BJ)で受け側の軸を差し込んでいました。
しかしこれでは上下の調整が難しい…立ち絵他の設定画では位置確定に確信を持つには心もとなく、現物合わせで上下調整もしたかったので…
元々ハッチオープンの軸受けが付いていた部分にポリキャップをはめ、そのポリキャップにプラ棒を差し込みました。さらにそのプラ棒へ、中仕切りだったプラ板を接着。頭部のBJ軸を刺してやります。Hアイズを貼り付けたプラ棒は、頭部と元・中仕切りの間に挟まることで接着無しで固定されます。
するとこんな感じで開口部中空で位置固定できます。
今はクリアランスに対して塗装面がギリギリのためやりたくありませんが、わりと自由闊達に動かせます。何せ6軸調整可能(になってしまった)です。
設定画を発掘するまでは、その時の気分で頭部を前方へ出したり奥へ引っ込めたり、少し上だ、いや下だ…となかなか定まりませんでした。
その後設定画を見つけ、形状・位置調整をすることが出来ました。
人間のアゴのラインを意識して削り込み。
顔全体が突き出た作り&下膨れていましたので、庇とマスクをなだらかにしつつ顎のラインを調整しました。
それまで広かったセンターの溝も狭めに。
結構似せられたのではと思います。こめかみの黒い部分は穴を開けてます。
飛ばしてしまった頭部はこんな感じになりました。
[さらにおまけ]
足首の後ハメ加工なんですが、
キットではリング状のパーツにダボがありますが…
90度回転できるので、ダボは片方カット、上向きになったダボに関節技のBJがピッタリ被さります。瞬着等で固定して…
BJの受け側を被せます。この接続軸を、脚側に設置した穴へ差し込みました。
どのみち前後スイングはさほど出来ませんでしたし、ロール軸はキットのまま活かせてます。垂直軸が新設できたことでわずかですが爪先を外へ向けることも可能です。
これでおそらく書き漏らしも無いかと思います。現在、バンダイ1/32トリケラトプスの制作に加え、1/72 HGズワァースに手を出してしまいました。ズワァースも、長年不思議なプロポーションだなあと思っていて、その理由が設定画でことごとく右ひざを曲げているから。小さい頃は膝を曲げていると思って見ておらず、短足なオーラバトラーだと勘違いしてきました(笑)劇中の印象が無いため余計に短足・鈍重な大型オーラバトラーだと…重ABというのはデザイン意図として間違ってはいなかったようですが、キットではどうなるのか?
…ということで、ようやく本当に一区切り(のはず)です。次回作はなるべく早く完成出来るよう頑張ります。