模型制作記録簿

模型趣味のアレコレを綴っていきます。

クァドラン・ロー改修(脚部編3)

設定画のようなスッとした立ち姿。

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アレコレやってみるのですが…

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何かしっくりきません。

この頃分かったことは、①脚を肩幅以上に開くとS字立ちから離れてしまう ②爪先の向きを外へ向けすぎると倒れる(笑)の2点。ポーズ付けの際に気をつけるようになりました。それでも何かピンとこない。

また、膝・スネ・裾のメリハリが弱い感じがします。そこでスネから裾にかけてのラインをアレコレいじり回すことにしたのですが、これもたちまち迷走。酷すぎてブログに出せない(笑)確かTwitterにも出さずにいたはず。

 

ここからは抽象的な表現やニュアンスを言葉にしようとしており、少々くどい文章となっております。精神世界を覗いてる感じで流していただければ。

 

側面から見ると十分膝が前に出ており、スネの垂直ラインは前傾しているくらい。
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なのに、この角度になると、スネの垂直ラインが見えなくなり、S字立ちのような「気を付け」姿勢に見えない。もっと「膝・スネ・裾」のコントラストをはっきりさせたい。

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完成へ近づいた作業のとっかかりがこちら。

スネにがっつりプラ板を貼って峰に直線ラインを出し…

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膝周りにパテを盛りラインを繋げます。
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また、裾周りに面構成に思い付きが。

設定画のこの光沢表現からインスパイアを受け…

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裾の前面から側面へ向かう面の膨らみを削ぎ、逆R面のようにしました。白い部分は、キットの裏側から裏打ちした瞬着パテの色です。

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無加工キットをこの角度から見たら、単なる楕円形に見えると思いますが…
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加工後は「洋梨型の断面」ともいえる面構成にしてみました。
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膝からスネ、スネから折り返して裾になるという解釈で下肢のコントラストをはっきりさせた結果、S字立ちの印象がはっきりしてきたように思います。

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ここまでが2021年の10月頃。沈みかけてた気持ちが再浮上した瞬間でした。