前回が6/25分までだったので軽く2ヶ月近く経ってしまいました。
そして長いお盆休みです。
今回のお品書きは
・頭部の改修
・中趾含む足首周りの改修
・膝当ての改修
・腰パーツの改修
・下肢と足指の擦り合わせ
・太腿について
・胸部装甲周りについて
・掌について
・腰アーマーについて
あたりです。
頭部の改修
そろそろ小角の取付にかかろう、ということで当ててみたところ、イメージしていた位置とやや異なる感じがしたため、付け位置変更しました。
プラ棒を差し込み、流し込み接着剤SPを使用。
…クラックが入りました、はい。
これはプラ棒の差し込みにより周囲にテンションが掛かっていたため、SPを使ったことでクラックが発生したんですね。
乾燥後均して小角を接着。
兜の内側パーツ。既に何が何だか。この後顎を造成しました。外装の顎の下にさらに顎に見えるパーツが見えるのがガレキパッケージ版の頭部です。
現在のまとまり具合。
小角の根本は分割線埋めと強度担保を兼ねて瞬着パテを一周させました。
足首周り
特徴的な中趾(前の足指)。以前から右脚だけちょいちょい弄ってきましたが、本格的に加工します。
形は追い込めてるはずなんですが、接地感がフワフワした印象。
原因はコレ。
足底が肉厚になっており、爪が地面に当たらないようになっています。実際の鳥などおそらく爪で地面を喰んでいる訳ではないのでしょうが、ことABに関して言えばどうしても力強さに欠けます。なので赤線の部分をカットします。
左が加工後、右が加工前。こんなにも爪の浮きが変わります。
向かい合わせてみたところ。
…あれ?長さが違う?
ここで気づくのですが、以前右脚だけ中趾の可動を目論み、結局ボツにしたのですが、再接着の際に長さを確認せず固定してしまったようでした。
この後左側も同じ経過で加工し、今は長さが揃ってます。が、もしかしたら長いかも…
この後外趾の加工に入りました。
膝当て
なかなかに悩ましいパーツです。長らく横から見たシルエットをずっといじってきてたのですが…
膝当てを含む関節部の前後幅がすごくタイトであることに気付きます。しかし膝当てがなかなか太腿へ密着してくれません。
原因はアレコレいじっているうちに取付部周辺=膝当ての下半分が細くなりすぎて太腿前面に当たってしまっていたから。これを太腿をカバーする形へ修正します。
初めは瞬着パテを盛っていきます。のちに裏側から削り広げるための裏打ち(厳密には「表打ち」なんでしょうけど)となります。ある程度盛ったところで光硬化パテに変更。表側から削って形状出しするには光硬化パテのほうがやりやすいので…
下半分の幅が拡がったところで裏側をくり抜きます。
これで太腿に貼り付くような形状になりました。細かな付き位置やサイズはさらに調整が必要そうです。
腰パーツ
これもなかなかに悩ましい。
シルエットを大きく調整するため、キャノン砲が付く穴を一旦パテで塞ぎました。また腰の外装と胴体の間にある二層目のディテールも一旦削ぎ落とし、アウトラインを整えていきます。
ある程度形が出てきたら、二層目パーツを作成。エポキシパテで別パーツとして作ります。薄くなりそうなのでエポパの高密度タイプを使います。エポキシパテが分離するよう腰パーツへメンソレータムをしっかり塗布します。
現在こんな感じ。
別パーツで作るのは、形状出しがしやすいから。削りすぎたら瞬着パテを盛り、削りなおします。
下肢と足指の擦り合わせ
足指のカバーを、指の分ごとにカットして足底パーツへ乗せ、形を擦り合わせてきました。
現在左足後趾を作業中です。
すると最終的に赤丸部分が不要となります。狭めた下肢足首側と干渉するため、無くすことで位置調整がさらにやりやすくなりました。
そしてふくらはぎの見直しです。
設定画と睨めっこ。というかこの作業開始前、これまで下半身サイドビューを知らずにやってました。少し前にネットで設定画を拾うことができ、下半身の解釈が大きく進みました。
何せそれまで膝曲げしてるか盾で膝から上が隠れてまともに下半身のラインを見ることができる設定画が無かったからなのですが。
ガンマカでアタリを付け、リューターで削ります。ふくらはぎ裏側は穴が開きました。これはふくらはぎパーツに瞬着パテで裏打ちしたところまで削ったということで見事ふくらはぎパーツがその役目を終えたということになります。
ふくらはぎパーツは使わずパテ盛りで形を出すことも考えましたが、定規パーツとして装着し外から削っていくことに。
お疲れ様でした(笑)。
とりあえずここまで来ました(左)。
右がキット、スネのラインがかなり癖強。設定画では爪先が左を向いた時にスネラインは緩い反転S字を描くのですが、現状S字になってます。様子を見ながら再現できたらと思います。
太腿について
最近まで下肢はもう一息コンパクトにしたいと考えていましたが、足指の加工が進み下肢へしっかりとはまるようになると思ったよりシュリンク加工はしなくてよいのかな、と思い始めました。
もしかしたら膝当てをややコンパクトにすると良いのかなと思いつつも現段階ではそのままとし、太腿を若干伸ばしてみることにしました。
既に膝関節はプラ棒で繋いでいるだけですので、太腿の途中をカットしてプラ板挟んで…とかしなくとも関節付近へパテで肉付けするだけで丈を変えることができます。
太腿を伸ばすことで相対的に下肢を短く見せ、膝当てから露出する部分を増やし、隠れすぎるのを和らげる効果を狙ってます。ただ下半身への延長工作はもともと不足気味だった上半身のボリューム増を打ち消すことにもなりかねないため、右太腿加工前に一旦全身を組み付けて確認します。
…と、思ったら…
盛大に左右の角度が揃ってません。むー。
一旦ダボ穴を拡げて再度エポパテを詰め込み、角柱を埋め込み直します。
これなら大丈夫でしょう。硬化待ちの間にほかのことをやります。
胸部装甲について
エポパテの硬化待ちの間にアレコレ進めました。
顔周りの面を整理したり、首周りにディテール追加したり。胸部装甲も位置をやや上に引き上げつつ、装甲喉元付近をやや延長。延長箇所は馴染みを確認したくて黒く塗りつぶしました。
やり過ぎると紋様が下がって見えるので、加減を見ながら。
胸部装甲を上に上げた関係上、襟周り〜肩にかけてもう少しパテ盛りする予定。今はやや撫で肩な印象なので。設定画をよく見ると、襟元から肩のカーブが始まるまでのライン、少しだけ登り勾配でした。これを修正すれば撫で肩な印象は収まるかも。
掌について
過去に買ったハンドパーツは太くてイマイチでしたが、今回コトブキヤから出ている「シャープハンド2」が良さげなので購入してみました。
こんな感じで関節部をカバーするディテール入り。
ディテールを落とし、やや長めな第一関節を少し削り整えます。
良さげです。
小指と人差し指、つまり拳の両側面は握り込んだ指が癒着したような成形になってますが…
第一関節に谷間を作ってやると握り込んだ指の感じになります。
BJで一応繋がりましたがクルクル回ってしまうので固定は必要ですね。
腰アーマーについて
腰アーマーが扁平すぎるので、ハッチオープンの設定画に基づき変更します。左右それぞれの前面フチからパテ盛りしてフチのカーブを増やします。
太腿を少しだけ覆うような形に。
装着して全体を見ます。とりあえずは良さそうです。
お盆休み中存分にいじれましたがまた週末モデラーに戻る日がやってきました(笑)
次はひと月以内にアップしたいですね…
でわでわ。